フリーミュージック?
Youtubeで使うBGM、著作権フリーのものならなんでも使っていいんだよね
と思ってたら著作者から権利を主張されて無音動画に
なんて事が無いように音楽ライセンスについて説明します
ストックイメージ、ストックビデオ同様に音楽にもダウンロード用のライセンスがあるんで
このへんを明確にしておくと、法的なトラブルに巻き込まれた時にも対処できます
ロイヤリティーフリー
文字通りRoyalty(使用料)がFree(無料)
8割方の人が勘違いしているだろうがロイヤリティーフリーとは
「購入した音源」に関しての「使用料が無料」であって、なんでも0円で使えるもんでは無い
ただ1度購入してしまえば、商用非商用関わらず何の用途であっても何回でも「無料」で自由に利用できますよってこと
もちろん購入した音源集めてCD作って販売とかはさすがに禁止されている
パブリックドメイン
パブリックドメインとは著作物に対しての知的財産権の発生が無い、もしくは消滅した状態のこと
作品がパブリックドメイン化する条件、要件は色々とあるのだが
一番有名なのは著作者の死後70年が経過したもの
クラッシック音楽がパブリックドメイン化しているのは大体においてこの理由によるものだが
注意が必要なのは著作権が消滅していても著作隣接権で複製やサーバーへのアップロードが禁じられているパターンがあるということ
演奏者やレコード会社に著作隣接権がある場合にはパブリックドメインでも自由には使えない
ただ著作隣接権にも保護期間があるので古いレコードなんかは大丈夫とかなんとか
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
いわゆるCCってやつ
クリエイティブ・コモンズは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)を提供している国際的非営利組織とそのプロジェクトの総称です。
CCライセンスとはインターネット時代のための新しい著作権ルールで、作品を公開する作者が「この条件を守れば私の作品を自由に使って構いません。」という意思表示をするためのツールです。
CCライセンスを利用することで、作者は著作権を保持したまま作品を自由に流通させることができ、受け手はライセンス条件の範囲内で再配布やリミックスなどをすることができます。
https://creativecommons.jp/licenses/
そんな使い勝手のよさそうなCCだが色々と種類があるので注意が必要
よく見る5つを紹介しとこう
- CC0:ダウンロード、使用、変更、共有など、何の制限も条件もなく、完全に自由に使用できる。
- CC BY:著作者の帰属を示す限り、目的を問わずに楽曲を使用することができます。
- CC BY-SA:上記のCC BYライセンスとは別に、二次的著作物をオリジナルと同じ条件でのみ配布することができます。
- CC BY-NC:このライセンスでは、制作者への帰属を示すことを条件に、個人的な目的でのみ使用することができます。営利禁止。
- CC BY-ND: このライセンスでは、帰属表示を行った場合に限り、コピーと配布が許可されます。改変不可。
つまり以下の要素の組み合わせになると考えとけば大丈夫
- BY クレジット表記必要
- SA 改変した場合でもCCの組み合わせを変更してはいけない
- NC 営利目的禁止
- ND 改変不可
CC0だとまあ自由に使えるてことやね
最後に
著作権の保護に関する法律は結構煩雑、そして国を跨ぐとわけが分からん
適当なフリーサイトからダウンロードしてトラブルになったとしても、最終的には自己責任
例え訴えられても反論できるように、根拠と理論武装は用意しておいて損はない